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熱対策特集!!
2011-07-17

 暑い夏を乗り切る!!熱対策特集 

今年もインドアガーデナーにとっては一番嫌な季節がやって来ました。
アウトドアではパラダイスでも、インドアでは環境をコントロールし難い季節です。
暑いと色々な不具合に見舞われる事も多く、多くのインドアガーデナーが頭を抱えています。
そこで今回は、簡単に出来るものから本格的なものまで、暑い夏への対策を色々紹介したいと思います。
 

・基本編

1 肥料濃度
温度が上がると肥料の吸収力が上がります。冬場の濃度と一緒だと・・・肥料焼けしてしまう可能性が高く、濃度を落とすことが必要となります。
肥料濃度は夏は薄め、冬は濃いめが基本です。

2 空調
室温を下げるには基本的にエアコンしかありませんが、熱を効率よく逃がしてやることでエアコンへの負担を軽減することが出来ます。
ファンを使って室外に排気すると冬場は冷たい空気が自然と入ってきますが、夏はそうもいきません。逆に室温は上がってしまいます。
夏場は外に排気すると室温が上昇してしまい、室内循環に切り替えた方が良いとされています。
ただし、リフレクターがクールラブル方式でライトの熱気だけを逃がせるシステムなら、外気で循環させれば効率よく熱を排出することが出来ます。(下図左参照)


次に風をプラントに当てることも簡単な対策方法です。
蛍光灯やLEDの場合、これだけでも十分な効果が得られます。
ライトとプラントの間に風を通してあげると、プラントの熱焼け防止と同時に植物の呼吸も促し、一石二鳥です。

3 清潔にすること
温度が高いと雑菌やカビの繁殖しやすくなります。
特に水耕栽培では水温が上がり易いので注意が必要です。
雑菌やカビによるトラブルは大事なプラントを一気に失う可能性が大きく、ダメージを受けてしまうとまず取り返しがつきません。
特に夏場は余計なトラブルを防ぐ為にも、システムのお手入れは頻繁に行なうようにしましょう。
後に紹介いたしますが、近年流行の殺菌剤を使うこともお勧めです。


 

・ライト編

HPSやMHなどの高圧ナトリウムランプは室温を上昇させる根本的な原因となっています。
そのランプへの熱対策が環境管理を楽にする一つの重要なポイントとなります。
基本編の空調でも申し上げましたが、クールチューブを筆頭にクールラブル方式のリフレクターでは室内の空気に触れる事なく、ランプの熱を効率良く排出することが出来ます。
上の図の夏の場合と同じ様に設置すれば、熱い空気はグロウスペースを通さず排出されるので、温度管理が容易となり結果空調代の節約もなるでしょう。
ちなみに全てのクールラブルリフレクターはファンの設置が必須となります。

・クールチューブ/クールラブルリフレクター
リフレクター(傘)には様々な物がありますが、中でも排熱効果を重視したクールチューブ/クールラブル仕様が夏の熱対策としては有効です。
クールラブルリフレクターには最初から吸排気が行なえるものとオプションで保護ガラスやダクトの取り付け口を装備してクールラブル仕様となるものがあります。
また、クールチューブとクーラブル仕様のリフレクターとの異なる点は、ガラスの取り外しが出来るか出来ないかです。
形状の問題からクールチューブのほうが若干、冷却効果は上となりますが、ガラスを取り外すことが出来ません。


※保護ガラスについて・・・
保護ガラスは熱をグロウルームやプラントに伝えない便利なものです。
しかし、メリットだけではなくデメリットもあり、熱だけではなく、植物育成に大事な光もカットしてしまいます。
温度は下がっても、光量が足りないと植物は育ちません。
たとえ収穫出来たとしても、収穫量は大幅に落ち込む事となるでしょう。
あるメーカーの話では保護ガラスを入れると光量が約2-3割程度、カットされるそうです。
つまり、ガラスを入れると収穫量も2-3割落ちると考えられます。
この様な理由から出来れば、温度が植物の限界に達するまでは、
出来るだけ保護ガラスは使わないことほうが良いでしょう。
また、同じ理由からクールチューブも夏だけのリフレクターとして使用し、
暑い時以外はガラス無しのリフレクターの使用をお勧めします。
しかし、保護ガラスを入れないで済むなら済ませたいところですが、
光量があっても温度が限界を超えると植物は成長出来ません。
暑いようなら無理せず、状態が悪くなる前に保護ガラスを装着して下さい。
環境や状態により細かく使い分けるのがよりランプの効果を引き出すコツです。











デイスター
反射効率、使いやすさや拡張性に至っても充実。
保護ガラス/クーリングキット(別売り)でクールラブル使用となります。
ダクトの取り付け口は横に2ヶ所、上部に一ヶ所あります。
ガラス有りではリフレクターを直列に繋ぎ、ガラス無しではリフレクターを並列に繋ぐと効果的。












デイスターAC
クールラブル仕様で一番人気のデイスターAC。
保護ガラスとダクト取り付け口も標準装備のクールラブルリフレクター。
ガラスは取り外し可能なので必要の無い時は外せます。










プリマクリマ Air-Cooled Reflector
リーズナブルなクールラブルリフレクター。
このリフレクターも簡単にガラスの脱着が可能です。















クールチューブ
冷却性能に特化したガラス管の中に電球を取り付けるリフレクター。
サイズは様々ですが、基本的な形状はどのメーカーのクールチューブも殆ど同じです。
発売当初は非常に画期的で、販売数も右肩上がりでしたが、最近はガラスが取り外し出来るものに人気があるようです。














その他にも熱を遮断する製品があります。

リフレクターやダクトに装着することで熱を遮断するヒートシールド。
デイスターAC用ランディアントAC用があり、ヒートシールドダクトカバーは150/200mmがあります。



 

・溶剤編

上記にもありますが、近年、水耕栽培の雑菌によるトラブルの多発から殺菌剤が多く発売されています。
雑菌が繁殖すると根ぐされ、成長不良などプラントは深刻なダメージを追ってしまいます。
しかもこの雑菌によるトラブルは原因が解り難く、解った時には取り返しの付かない状態に至る事が多いのです。
例えば、ハイドロコーンの再利用時など、漂白剤につけ置いてから洗浄し、天日干しするのがセオリーですが、
なかなか手間が掛かるので簡単に済ませてしまいがちです。
しかし、ちゃんと除菌出来ていないと残っていた雑菌が繁殖し、ある時一気に植物の状態が悪くなります。
状態が悪くなってしまってからでは通常の状態に戻すのは至難の業です。
ほとんどの場合、元には戻りません。
またクローンは特に雑菌に弱く、クローンが取れない場合は雑菌の繁殖を疑ってみても良いでしょう。

この様な、余計なトラブルを防ぐにも殺菌剤を使用をお勧めします。
しかし、殺菌剤を投与したからと言って絶対、大丈夫ということはありません。
あくまでも、繁殖を防ぐのが目的の製品です。
培養液の交換は頻繁行い、使い終わった器具やハイドロコーンの再利用時もしっかり洗浄することも重要です。

それでは、殺菌効果のある溶剤は当店にも幾つか種類がありますので、順に紹介したいと思います。
まず、当店で人気の高いサトーセンのオクトクロス/オクトウォーター
コストパフォーマンスに優れ、殺菌効果の高い銀の微細な粒子を繊維表面に均一にメッキした世界初の銀殺菌剤です。
培養液で発生する菌のトラブルからプラントを積極的に守ります。

オクトクロスはタンクに投与して置くだけで効果があり、オクトウォーターは培養液に1000倍希釈して投与します











クローンマシーンの老舗、EZクローンからも殺菌剤が発売されています。
やはりクローンは清潔さが重要なポイントなのでしょう。
クリアーRezはエアロポニック、ハイドロポニックシステムの内部を清潔に保ち、雑菌などによる余計なトラブルを予防。
特に高水温による根腐れや雑菌の繁殖をガードし、システムが能率良く作動させます。



























GH社のサブカルチャー、発根剤ですが、微生物がはっているので水の浄化作用もあります。
培養液タンクに投与しておくだけで、雑菌の繁殖を防ぎ、同時に発根も促せます。




 

活力剤の中には散布すると干ばつや熱に強くなる物があります。
当店の商品ではボタミケアのシリカブラストです。
シリカブラストはプラントのストレスを軽減し、干ばつに対する力や花持ちが良くなります。
光合成の効率化を図ることで生産性の向上にも繋がります。
葉水も効果的、夏場の暑い時期だけの使用でもお勧めです。










 


 

・水温編
水耕栽培で水温の上昇は成長不良などのダメージを受ける一つの要因となります。
この水温の上昇と雑菌の繁殖が一番大きく状態に影響するのがクローニングです。
雑菌対策は殺菌剤で行なうとして、問題は水温です。
水温が上昇すると発根が悪くなり、雑菌の繁殖も増加するので水温を抑えることが大事なポイントとなってきます。
クローンに限らず水耕栽培にも言えることですが、温度の上昇を抑えるにはまずエアコンで室温を下げ、
それでも、温度の上昇が抑えられない場合は、システムに水冷クーラーを入れて下げるしかありません。
ただし、クーラーを装着するにはシステムに穴を空けたりする加工が必要になってくる上、費用もかかります。

そこでまず当店がお勧めしたい方法としては、保冷剤を使って水温を下げる方法です。
クローンマシーンは常時使用するものではありませんので、クローン育成を行なう時だけ保冷剤を放り込めば水温は下がります。
アナログな手法なので、手間は掛かりますが、夏場の暑い時だけこの方法で切り抜けるのもOKです。
保冷剤は百円ショップで購入出来るので、お金を掛けず簡単に水温を下げることが可能です。
しかし、クローンなどの小型システムではこの方法は有効なのですが、
大掛かりな水耕システムの水温を下げるには現実的に水温クーラーを入れないと難しいでしょうね。
 


水温を下げる水冷クーラー、使用するには別途水中ポンプが必要となります。
大型の水耕システムでは保冷剤では対応出来ないことも多く、
状態によってはこのようなクーラーが必要となってきます。

風味や香りを向上させるSweet系の活力剤について
2010-11-22

 風味を際立たせる活力剤について・・・

近年、Sweetと名が付く植物の味や香りを際立たせる活力剤が多数のメーカーから発売されています。
種類が多いと用途に応じて色々な植物に対応出来ますが、逆に選択肢が増えた事でどれを使って良いのか解り難くなります。
そこでこのコーナーでは用途に合わせた風味・香りを向上させる活力剤について分かり易く解説いたします。

まずこの活力剤は風味と香りを際立たせる効果がありますがそれ以外に開花移行期のチッソ欠乏と開花期のチッソ過剰のギャップを埋めてくれる効果があります。
更に開花期には光合成を最適化し、エッセンシャルオイルの増加、花弁の数、色合い、収穫物の肥大、品質向上など、効果は多岐に渡ります。
また、開花期のみの使用よりは生長期から通じて与える方が効果高いと言われています。

商品名  BC RAW BC Grape BC Citrus  BC Berry
製品画像         
特徴  植物が本来持つ味や香りを際立たせる  糖度が高く酸味の少ない果実/植物  柑橘系の果実/植物  酸味のある果実/植物 
推奨作物 オールマイティー 葡萄類/メロン/すいか  グレープフルーツ/レモン/オレンジ類 いちご類/クランベリー/ブルーベリー 
 商品名   TF SugerDaddy GH FN Pineapple Rush GH FN FruitnFusion   
製品画像        
 特徴  植物が本来持つ味や香りを際立たせる  柑橘系の果実/植物   甘みの強い果実/植物  
 推奨作物 オールマイティー  グレープフルーツ/レモン/オレンジ類  いちご類/メロン/マンゴー  

植物本来の味や香りに拘るなら、BC RAWかTF SugerDaddy。
爽やかな柑橘系ならBC CitrusかGHのPineappleRush。
いちごなどの酸味の少しあるベリー系ならBC BerryかGH FruitnFusion。
葡萄などの糖度が高いものはBC Grapeがお勧めです。
ちなみにさつま芋などはTF SugerDaddyを与えるとかなり甘くなりました。

上記の表を参考に育成する植物に応じて選択して下さい。


ちなみに当店で人気が高いのはTF SugerDaddyです。
こういった活力剤の先駆けで、多くのグロワーに愛される定番商品です。
ボタニケア(BC)のSweetシリーズは風味向上系の活力剤では始めて使用目的によって細かくジャンル分けした製品です。
最近RAWとグレープがラインナップに加わりさらに充実、品質に拘るボタニケアが自信を持ってお勧めする活力剤です。


 

Grow Works Original Bio Soil とは
2010-10-17

BioSoil NewVer 0.1

バイオソイルミックは1グラム中に数億もの有益微生物を内包する次世代オーガニックソイルです。
水耕栽培で育った植物に比べ格段に味や香りが良く、植物が元気です。

*バイオとは微生物を表します。

BIO-SOIL-MIXと一般用土の違い

 BIO-SOIL-MIX 一般的な土
数億もの有益微生物を含む  有害な菌等が障害となる可能性がある
団粒構造、通気性、保水保肥性、排水性、Ph値が適正 団粒構造ではなく、PH値も未調整
3次発酵済み(微生物の働きにより有機物が完全に発酵した状態) 未醗酵の為、ガス障害の可能性がある
基本調整の必要なし、ただしお好みでPH調整や排水/保水性調整も可能 パーライトや肥料などを混ぜる必要あり


 

 有益微生物について

有益微生物は土中にある有害な微生物の働きを抑制したり、有機物を分解し醗酵させます。その過程に植物に必要なビタミン、ミネラル、糖類などを生成します。また、土を団粒構造にし土を内部から耕して土を植物が育つ最適な環境にしてくれます。ソイルの要です。
その有益微生物が1グラム中に数億も内包しているのがバイオソイルです。

左の画像が有益微生物を含んだ特殊リキッド。バイオソイルに使用されている微生物資材の一つです。
この液以外にも4種の微生物資材をブレンドして使用しています。
まず最初は肥料を加えた土中の温度を90℃近くまで上げる微生物で他の悪玉菌を追い出し、温度が下がってきたら根圏菌や光合成菌など植物に優良な微生物を加えていきます。
(温度の上げ方や使用している微生物資材は企業秘密なので、お問い合わせはご遠慮下さい)

完全発酵したソイルに臭いはほとんどありません。
未醗酵の物は腐敗臭(ドブのような臭い)がするのと同時に感触がヘドロのように泥質のものになります。

 良い土壌とは?

良い土の条件として以下が挙げられます。

団粒構造(だんりゅうこうぞう)、通気性、保水保肥性、排水性、Ph値、完全発酵

団粒構造
土中の微生物などの働きにより土同士がくっ付き合い、団子状になったものをいう。
団粒化した土壌は通気性、保水保肥性、排水性が高くなります。

通気性
植物は根からも呼吸しています。通気性の悪い土では十分な酸素を植物は得る事ができません。

保水性、保肥性
排水性とは対照的ですが植物が欲している量だけ保水、保肥しているのが最適である。
団粒構造の土壌はこの相反することが可能となります。

排水性

排水が悪いと水分が常に土壌に留まり、根腐れ等の深刻な問題が発生し易くなります。

Ph値
植物に合ったPh値ではないと、植物は十分な養分を摂取することができません。

完全発酵
一般に販売されている肥料等はほとんどが未醗酵状態で売られています。
この状態で潅水(水やり)を行うと土中に存在する様々な微生物が有機物を分解、醗酵させ熱や有害なガスが発生します。
この状態では根腐れや立ち枯れといった深刻な状態になる可能性が高く、全く植物に良い環境とは言えません。
バイオソイルミックスは熱処理された無菌用土と有機肥料に有益微生物を加え、2ヶ月以上掛けて完全発酵させます。


    初期段階ではまだ土が粗い      発酵段階が進み、土が細かくなっていっている

この様に完全発酵されたバイオソイルは団粒構造を持ち、有益微生物が1グラム中に数億も内包している、植物にとって最適なソイルです。

一般的に野菜の土などにバーミキュライトや肥料を混ぜて用土を作った場合、完全発酵まで2-3ヶ月必要です。
また、N-P-Kを考え施肥(せひ : 肥料を与えること)を行い、Ph値の調整も必須です。(Ph調整に2週間-1ヶ月程度)よってソイルの完成まで3ヶ月程度を要します。
しかし、この状態は植物に有益な微生物が入っているのか不明です。

 原材料について

原材料もオーガニックでこだわり抜きました。下記が原材料一覧です。
動物系(牛糞・鶏糞・豚糞など)肥料で天然でないもの、つまり餌に抗生物質を与えている可能性があるものは一切使用していません。

 

材料一覧

かつおアラ シーバードグアノ  腐葉土  くん炭 
マグロアラ バッグアノ 2種類 バーク ハイドロコーン 
うずら生体/卵 米ぬか ココ 光合成菌 
かつお煮粕/内蔵  とうもろこし ピートモス  根圏菌 
昆布粕 草木灰 パーライト  放射線菌 
カニガラ 海草粉末 ナチュライト  硝化菌  
菜種油粕 有機石灰 バーミキュラート  好気性微生物群 
落花生粕 ぶどう/ぶどう種粕 鹿沼土  嫌気性微生物群 
卵殻 糖蜜 ゼオライト  各種ミネラル 
パームアッシュ  みみずのフン  ソフトシリカ   

*パームアッシュはダイオキシンが含まれていない事が証明されているものを使用しています。
*原料のうずらは無投薬育成されたうずらです。
*菜種油粕は遺伝子組み換えでないオーストラリア産キャノーラ油を原材料に使用しています。
*糖蜜はJAS適合のものを使用しています

 

 専用プランター

通常のプランター(鉢)はサークリング現象が発生します。

サークリング現象とは根がプランター内部で行き場所を失い迷走した状態を言います。

鉢の植え替えの際に鉢の底辺りが根でいっぱいになっているのを見た経験はありませんか?それがサークリング現象です。この状態では
プランター内の30%前後の用土しか利用できず、根の量も少なく病気に弱い植物になってしまいます。

専用プランターは特殊形状をしており、サークリング現象を防ぎます。

専用プランターを使用すれば用土の90%前後が利用でき、根張りが良く植物の生長が促進されます。また、通気性、排水性が非常に良く、バイオソイルとの相性が抜群です。


* バイオソイルミックスをご使用の際は必ず専用プランターを使用してください。
*バイオソイルミックスの開発は全てこのプランターの使用を前提に行われております。

 

 水耕 VS 土耕 どちらが良いの?

水耕栽培の利点は生長が早く大きく育つ為、収穫量が豊富である事です。

何故、水耕では生長が早く大きく育つのか?
それは根の張る場所が土中ではなく水中である為、根へのストレスがほとんど無くなる事や養分摂取が容易に行える事で植物へのストレスが皆無に等しくなくるからです。

ストレス

水耕でもトマトなどの野菜や果実を作る場合、ベンディング(曲げ)や茎を軽く折るなどしてストレスを掛け、果実などを美味しくする技術があります。これは植物が厳しい環境になればなる程、植物本来の姿をあらわすからです。

土耕栽培
ソイルでの栽培では根は土中にあり、そこで土を自らの力で土を掻き分け水分と養分を求め根をプランターいっぱに張り巡らせます。その行為は水耕にくらべ植物に適度なストレスを掛けます。また、土中では有益微生物が沢山生息しており自然界に近い環境にあり、植物はそれらと共存関係にあります。

このようにソイルでの栽培は
植物が本来生息している環境に戻してやる事で本当の味や香りを取り戻すものなのです。

特に元来、乾燥地帯に生息している植物はソイルで栽培する事で水耕とは比較にならない程、味や香り、茎の太さ、葉の艶などが変わります。それは植物が常に水に浸かっている事で植物が水膨れ状態となり、果実なども水臭くなっているからではないでしょうか?また、それはストレスの掛かり方が全く違う為の結果かと思われます。

また、水耕栽培で問題となるのが植物の単体管理が不可能というのがあります。
例として水耕栽培キットに2株のトマトAとBを栽培したとします。
Aのトマトはぐんぐんと生長し、Bのトマトは生長が今一歩です。
Aのトマトはそろそろ実をつける頃なので肥料の種類を変更したいがBのトマトは後、1ヶ月はこのまま生長させたい。
この場合、水耕栽培では2つの植物の根が水中で絡まり、分ける事が不可能です。
もうひとつ成長スピードが速い水耕ではそのスピードのが仇となることもあります。
あまりの成長速度に施肥のタイミングが難しくなってバランスを崩しやすいと言うことです。
植物は一旦状態が悪くなると普通に育成するより何倍も難しくなります。

それでは土耕ならどうでしょう?
プランターごとの管理なので全く問題がありません。
また、室内だけではなく屋外へ出して太陽に当てる事も容易です。
そして液肥の量も僅かです。(最大40分の1以下)
バットグアノなどの置き肥料も使用可能で成長スピードも比較的緩やか、状態を観察し易い。
しかし、土にも色々あります。バイオソイルの様に微生物が豊富で肥料分が計算されて仕込んである土なら問題ないのですが、肥料分もなく痩せた土は手に負えません。
有機物(オーガニック)は微生物が分解してから、植物の栄養となります。有益微生物が少ない土ではその性能を発揮出来ません。
そのことを踏まえると培地の性能次第で成長を大きく左右されるのがオーガニック栽培であり、良い土(性能の高い)を使えば育成は簡単ですが悪い土を使えば当たり前のように難しくなります。

結果として生長スピードと収穫量の水耕栽培。
味など数ランク上の高品質を求めるなら土耕栽培と言えるでしょう。
両者ともメリット/デメリットがあります。それらの特性をよく考えて栽培方法を決めましょう。
当店では水耕キットをお持ちであれば半分を水耕、半分を土耕で行い結果、どちらが良いか判断されれば良いと思います。

 永田農法(ながたのうほう)

バイオソイルからは少し離れますが永田農法というのをご存知でしょうか?

簡単に説明すると植物育成に不向きな土壌(ゴロ石だらけで痩せた土地)で水や肥料も必要最小限しか施さない農法を永田農法やスパルタ農法といいます。

この農法で採れた野菜や果実は紛れも無く第一級品である。味や風味が数ランクも上なのです。一度味わってみると植物本来の力の凄さを体験できます。反面、収穫量は極端に少ない等の欠点があり、まだまだ商業ベースに乗らないのが実情の様です。

この様に植物にとって過酷な条件を与える事で植物の本当の力を発露させるのも全て植物に対するストレスの掛け方であるのです。

しかし、あらゆる植物が永田農法に適合するかと言えば疑問ではありますが、植物にストレスを適度に与える事が果実や野菜を美味しくする秘訣でしょう。



 使用方法

・3号ポット(Seeding)
1.ロックウールなどの培地で発芽した植物をそのまま幼苗プランターへ植えます。
2.プランターの底から少し水が出るまで各社ルート系の活力剤を与えます。
(発根剤一覧)
CANNA:Rhizotonic
GreenFuze:Root stimulator
B'cuzz:Root stimulator
Advanced:Root stimulator
GH:Sub culture M
Biobizz:Root juice
Hesi:RootComplex
3.次ぎの水やりはプランターを持って軽くなっていたら与えてください。
4.肥料は不要です。ルート系活力剤だけでOKです。
もし、肥料を施す場合は2000〜4000倍程度の薄めから与えて下さい。
肥料を与え過ぎると発根が悪くなります。

・4-6号ポット(Grow)
1.3号ポットに根が張ったらすぐに植え替えです。バジルやミントなどのハーブの場合で約1週間です。
2.植え替えも基本的に肥料は不要です。ルート系だけで十分です。
もし、肥料を施す場合は2000〜4000倍程度の薄めから与えて下さい。
肥料を与え過ぎると発根が悪くなります。

・7-13.5号ポット(Bloom)
1.上記と同じく根が張ったら10号へ植え替えです。これもやはり1〜2週間でしょう。
2.植え替え後、状態にもよりますが、約2〜3週間は肥料分は入れません。
もし、肥料を施す場合は2000〜4000倍程度の薄めから与えて下さい。
肥料を与え過ぎると発根が悪くなります。

 水遣り追肥

水やりは基本的に表面から数センチ程度が軽く乾いたらプランターの底から水が出るまで水をやります。
時期によりますが、1週間に1-2回程度でしょう。
トマトなどではメジャーな手法ですが、根が鉢の下まで到達したのを確認したら土の表面だけに(例えば上半分とか)少量の水遣りでいち早く根を導くテクニックもあります。
水は1晩汲み置きして塩素やカルキの抜けたものが望ましく、出来るならRO浄水器をお使いになる事をオススメします。
追肥は2種類あり、液肥と固形肥料です。 液肥は即効性、固形は遅効性です。
基本は欠乏症が現れたら即効性のある液肥を与え、固形肥料も与えます。固形肥料は遅効性で植物にとても優しい肥料といえます。
また、初期段階より固形の追肥をあらかじめ撒く方法もあります。
注意しなければいけない点は肥料分が濃すぎても水分がありすぎても発根は悪くなると言う事です。
ただし、水分が無ければ根は伸びていきませんし、肥料がなくては植物は成長しませんので、ちょうど良いポイントを見つけることが重要です。

植物を良く観察し、欲しがっている肥料を適量タイミング良く与える事が上手く植物を育てる方法です。

 鉢の植え替え

鉢の植え替えは植物の生長に合わせて行います。
基本はプランターに根が張ったら植え替えの時期です。
植物の根はプランターの壁などに当たり根分れを起し生長していきます。また、いきなり大きなプランターを使用した場合、水分が植物の吸水量より多くなる事で、土が乾き難くなり結果として根腐れを起す可能性があります。

順番は以下のようになります。(植物によって多少異なります)

 

プランター  植物の大きさ、状態 
3号鉢  幼苗期 
4-5号鉢 生長期 20cm-40cm
6-8号鉢 生長期 50cm-90cm(生期期が長い植物)
6-7号鉢 開花期 60cm-80cm(開花期が短めの植物) 
8-10号鉢 開花期 80cm-2m以下 
13.5号鉢 開花期 3m以下 
特大50cm鉢 樹木・果実・寄植え・4m前後の植物育成

土壌が乾いたている時に植え替えする方がやり易いので水遣り前に植え替えをします。
まずプランターから植物を取り出す。この時にプランターの縁を軽く叩いたり内側に押すと抜きやすくなります。
次に植物を軽く揺すり古い土を落としますが、遣りすぎると根を痛める原因となりますので必要以上に落とさなくてもいいです。
植え替え予定の鉢底に少量の土を入れ抜いたプラントを鉢に入れて周りに土を敷き詰めて完了です。
敷き詰める時は出来るだけ強く力を入れて圧力を掛けて下さい。
バイオソイルなら団粒効果抜群なので目詰まりすることはありませんし、土は圧縮した方がいい意味でプラントにストレスが掛かります。
菊栽培などでよく使われるテクニックでつき固めと言います。

そして発根剤などを与え1週間程度は直射日光などの強い光は避けて下さい。
葉水(霧吹き等で葉にスプレー)を行なうことをお勧めします。ただしHPS/MHなどをお使いの方は蛍光灯もしくはライト離すなどして調整して下さい。

メタハラ、HPSのススメ
2008-06-04

 植物育成用 MH、HPS

水銀ランプ、メタルハライドランプ(メタハラ、MH)、高圧ナトリウムランプ(HPS)を総じてHIDと呼びます。
白熱球や蛍光灯等と比べ非常に効率の良い製品で光の波長、光量ともに植物育成に適した光源と言えます。


 蛍光灯とHIDどちらがいい?

よくあるご質問です。

まず、光の量を測る単位にルーメン(全光束)と言うのがあります。
パルックボールの外装に410lmなどの記載はこの全光束の事です。
パルックボールでは810lm(12w)が最大のルーメン数でGEライティングHPSの45,000lmと単純比較すると55.5倍もの光量の違いがあります。
もし、パルックボールで同じルーメン数を出すならば部屋中がパルックボールで埋め尽くされるでしょう。

金額的にパルックボール 1個\1,200 x 55個 = ¥66,600
アルミウイングリフレクターセットがHPSとMHのランプが付属して \49,800
消費電力もパルック 12w x 55 = 660w / HPS 400w
1日18時間 220w / 1ヶ月 約¥2,600 / 1年 \31,200 の差額
そして光量より重要な光の波長が違います。
収穫量、品質は光量と生長に則した波長が無いと実現できません。
MH,HPSを使用すれば、それが格段にアップする事でしょう。

以上の結果からもMH,HPSのご使用をオススメ致します。

蛇足ですが、二酸化炭素も蛍光灯などの低い光量では効果的とはいえません。

 日本製と海外製はどちらがいい?

植物育成に使用した場合、日本製は ” 照明用 ” 、海外製は ” 植物育成用 ” ですので、確実に植物育成用に利があります。
次項に波長についての説明がありますので、波長の重要性が理解できると思います。

近年、海外製の植物育成専用ランプが入ってくるようになり、その性能の高さから使用率は右肩上がりです。


 波長とは?

植物は生長の段階があり、生長期と開花期に分れます。
それぞれの段階に適した波長の光を照射する事で理想の生長が図れます。

基本的な波長は以下の通り。

 400nm以下(紫外線)
紫外線は殆どの植物に有害です。特に280nm以下(殺菌線)が当たりますと植物は枯れてしまいます。ただし長波長側(320?380nm)の近紫外線は植物の形態を正常にし、背を低く、葉を厚くする作用があります。

 400?500nm(青?青緑色)
600?700nmの次に光合成作用の大きな波長です。また、カロチノイド、フラビン蛋白、リボフラミンなどの色素に作用し、植物が光の方向に曲がる屈光性、そのほか形態形成に大きな効果があります。生長期にこの波長が重要です。

 500?600nm(緑?黄色)
光合成、形態形成に無関係です。特に必要ありませんが、光合成を全く行えない波長ではありません。
葉緑体が緑に見えるのは、緑色の波長を反射しているからです。

 600?700nm(橙?赤色)
光合成、日長作用ともに最も有効な波長域です。
生長期に必要以上に当てると、「徒長」してしまいます。
(プラントがカイワレダイコンのように間延びした状態)

 700nm以上(赤外線)
エマーソン効果により、光合成を促進させる効果のある波長域です。1000nm以上の波長は熱作用となります。
ソーラーマックス、サンマスターなどのHPS、デュアルArcなどがエマーソン効果が期待できます。


植物に必要な波長

300?800nmの範囲が生理的有効放射(植物に効果のある範囲)
400?700nmの範囲が光合成有効放射(光合成に必要)

* エマーソン効果とは光合成に重要な青色(400?500nm)・赤色(600?700nm)に、近赤外線(700nm)以上の波長の相乗効果で光合成が促進されます。結果として植物の生長を促す事が可能となる。

理想的な波長配分は青色光が約24%、緑色光が32%、赤色光が44%と言われておりますが、生長期には青色光、開花期には赤色光が多い方が適しています。

MHは生長期に必要:400?500nmの波長
HPSは開花期に必要:600?700nmの波長が中心に放出します。


 製品による波長の違い

メタルハライドランプ GE Lighting MVR400Uメタルハライドランプ(GE Lighting)

MVR400U

この製品は安価ではありますがグラフからも分る通り、HPSより青い波長が強化され植物の身長を伸ばすことなく育成が可能です。

植物専用ランプと比較すると見劣りしてしまいますが、とても安価ですので初心者が初めて使用するには良いと思います。

400w 36,000lm


HPS GE Lighting LU400HPSランプ(GE Lighting)
LU400

グラフを見ての通り、赤い波長がMHに比べかなり強化されており、開花期に最適な波長である事が分ります。
蛍光灯に比べると効果は絶大!!

400w 45,000lm







以下に挙げる製品は上記のGE Lighting社、日本の岩崎電気などのランプとは基本設計が違います。
通常のランプは照明用ですので、植物に最適ではありません。
植物育成用ランプとは、植物に最も適した波長を照射できるようにした専用ランプです。
同じエネルギー量を使用した場合、効率が良く、植物が元気にすくすくと育ちます。


メタルハライドランプ ソーラーマックスメタルハライドランプ(ソーラーマックス)
ソーラーマックス メタルハライド

このランプの特徴は青の波長を多く含み、他社のランプに比較して、より背を低く育成が可能となります。
また、600nm付近にピンポイントで波長を照射しているので他社より効率が高いかも??

400w 32,000lm
600w 55,000lm
1000w 90,000lm


HPSランプ ソーラーマックス
HPSランプ(ソーラーマックス)
ソーラーマックス

このランプはご覧頂ければ分かる通り、開花期で最も必要としている赤の波長を積極的に植物に照射します。
エマーソン効果も期待できます。

400w 55,000lm
600w 95,000lm
1000w 147,000lm

メは

HPS/MH Dual Arc(ソーラーマックス)
このランプは一本にHPSとMHが入っている特殊なランプです。
開花期に使用することで、エマーソン効果を強く発揮させ育成スピードを高めます。
青の波長も強くあり、プラントの背を低く抑える効果も期待できます。

1000w 100,000lm








メタルハライドランプ(サンマスター)
長波長380nm付近の波長を他社に比べ多く照射するのが特徴的です。
プラントの形態を正常に促し、プラント高を低く、葉を厚くします。

400w 30,000lm
600w 50,000lm


HPSランプ(サンマスター)
開花期に重要な波長を広範囲で照射しています。
ソーラーマックスとほぼ同じ波長を発生しているようです。
若干、ソーラーマックスより740nmあたりに波長が出ています。
このランプもエマーソン効果が期待できるでしょう。

600w 90,000lm


メタルハライドランプ(サンマスター)
他社には無い、メタルハライドランプです。メタルハライドながら、赤い波長を照射します。
更にメタルハライド特有の青の波長も照射できますので、大きく生長するプラントをコンパクトする効果的が期待できます。

400w 38,000lm


メタルハライドランプ(USHIO)
ハイラックスグロウはソーラーマックス社より赤く、サンマスター社より青い波長を照射します。
両社の中間的でオールマイティーなランプといえます。
波長も見て頂けると分かる通り、非常に綺麗な配光です。

600w 40,000lm









HPS(アグロサン)
アグロサンは植物用ランプでもっとも安価です。
安価でありますが、ルーメン数、性能、どれも他社に引けをとるものではありません。
開花期に必要な波長を十分に含んだコストパフォーマンスに優れた製品です。
海外での使用頻度も高い。

600w 90,000lm







最後までご覧頂いた方はもうお分りと思いますが、初期投資としてMH.HPSは多少高価ではありますが、長い間ご使用になれる商品です。また、果実などの収穫量や風味も通常の蛍光灯とは比べ物にはなりません。

当店のオススメはMH.HPSです。